こんにちは、Yumi-mamaです。
韓国の仁川(インチョン)には、水道局山タルトンネ博物館(수도국산동네박물관/スドグッサンドンネバンムルガン)という、ちょっと変わった名前の博物館があります。
貧しかった時代の韓国の様子を本格的に再現してある展示スペースが人気で、子どもたちが歴史を学ぶのにちょうどいい場所として多くの子供連れが訪れます。
今回わが家は、仁川のチャイナタウンに行ってきた帰りに、この水道局山タルトンネ博物館へ寄ってきました!
昔の韓国はどのような暮らしをしていたのか、・・・一緒に学んでみましょう!
水道局山タルトンネ博物館(수도국산달동네박물관)
水道局タルトンネ博物館は、韓国がまだ発展途上にあり貧しかった時代である1960~1970年代の町(トンネ)を再現した韓国の仁川(インチョン)にある博物館です。
人気の観光地でもあり先進国である現在の韓国の姿からは想像もつかない、昔の韓国の人々の暮らしの様子が見ることができます。
映画やドラマの撮影のセット場並みに本格的に作られているので、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえますよ!
展示は2フロアに分かれていて、1階と地下1階にあります。
観覧時間:9:00~18:00(閉館30分前まで入館受付)
休館日:毎週月曜日、1月1日、旧正月&秋夕の当日(毎年変更)
お問い合わせ:032-770-3160~4
인천광역시 동구 솔빛로 51(송현동)
インチョン市 東区(トング) ソルビ路 51
水道局山タルトンネ博物館の入場料
私たちが水道局山タルトンネ博物館を訪れたのは11月の初め。
この時の入場料は、大人(20歳以上)1,000ウォン、未就学児(5~13歳)500ウォンで、5歳以下は無料でした。
しかし、ホームページを見たところ、2020年11月16日から入場料が無料になる対象者の年齢に変更がありました。
↓
《入場料》
- 大人(19歳以上):1,000ウォン
- 小人(13~18歳):700ウォン
- 未就学児(5~12歳):無料
(2020年11月24日時点)
大人料金は変わってないのですが、子どもの入場料が多少変更されているので参考にしてくださいね。
水道局山タルトンネ博物館のコロナ拡散対策
11月も終わりに近づき、また世界中でコロナウイルスの第3波の流行が目立ってきましたね・・・(2020年11月24日時点)
韓国でもまた、一気に感染者数が増えてしまい、社会的距離の確保「レベル2」への引き上げが発表されました。
このレベル2のコロナウイルス対策により、水道局山タルトンネ博物館でも博物館内に入れる人数に制限ができました。
レベル2の場合、入場者30人までのみ博物館内に入ることができます。『博物館内にいる観覧車の数が30人を超えてはいけない』ということです。
他のレベルでの制限は下の表を参考にしてください。
入場口では、体温チェックとORコード入力または記名(氏名と電話番号を記入)、そしてアルコールジェル消毒をしないといけません。
定期的に博物館内の消毒も行っているようです。
もちろんマスクは必須!マスク無しでは博物館へ入ることはできません。
※韓国では10月13日から、マスク着用が義務化されました。口と鼻を完全に隠してマスクを着用していない場合、10万ウォン(約1万円)の罰金が科されます。
水道局山タルトンネ博物館の展示場【1階】
水道局山タルトンネ博物館の1階のフロアでは、昔の喫茶店や文房具店などや、昔使われていた懐かしいグッズがたくさん展示されています。
これは綿を打つ機械です。
動画が流れているので、実際どのように使われていたのかを見ることができます。
文房具店、チャンヨン文具店です。
本やおもちゃだけでなく、学校で必要な上履きや運動服もこのような文房具店で売られていました。
子どもたちも「昔のおもちゃはこんなのだったの~?」と興味深々!
昔の家電製品などです。
炊飯器は日本の象印(ZOJIRUSHI)でしたよ。
昔の扇風機や、うちわ、コーラやサイダーなどの炭酸飲料水が展示されています。
こちらはミュージックボックスのある喫茶店。
生姜湯、紅茶などのドリンクが売られていたんですね。
昔のキムジャンの様子です。
キムジャン(김장)とは、韓国で毎年11月中旬~12月初めあたりに行われる、キムチを漬ける行事のことを言います。
このキムジャンの際に、1年分のキムチを漬けるので大量の白菜や大根がお店に出回ります。
水道局山タルトンネ博物館の展示場【地下1階】
こちらの階段を下りていくと、そう60年代の韓国へタイムスリップできるのです。
タルトンネの昔の地図が床に映し出されています。
さあ、ここから昔のタルトンネの町へタイムスリップです。
実在していた人物をモデルにして作られたというマネキンは、今にも動き出しそうなくらいリアルによく作られています。
子どもたちが怖がって一人で通れなかったくらい雰囲気がよく出ている、かなり本格的に作られていた路地裏。
練炭を売っていたお店です。
この時代はストーブなんてものはなく(あっても高価な品物だったため、富裕層の家庭のみ持っていました、練炭に火をつけて売るお店がありました。
タルトンネのマートです。
缶詰、お菓子、インスタントラーメンなどが見えますね。
野菜や果物、栄養ドリンクやビール、お酒なども並んでいます。
タルトンネの生活の風景です。
台所で食事の準備をしている様子です。
調理道具も当時使われていたものなのでしょうか・・・かなり使われている感じが出ていますね。
タルトンネの食事風景です。
メニューはこの時代高価だった白米ではなく麦飯(?)、そしてキムチ、チゲ。
こちらは共同トイレです。
タルトンネは狭い敷地にたくさんの家が建てられたため、トイレは共同で使っていました。
この上に洗濯物を干すスペースがあるのですが、この急なはしごを登っていかなくてはいけなかったので大変だったでしょうね。
ほとんどが立ち入り禁止になっているのですが、実際に入ってみることのできる家もいくつかあるのでぜひ!
路地裏から出てきた息子(笑)
しゃがんでいる方は、この博物館の方で、人が触りそうな場所を消毒して回っていました。
座るスペースには、隣りの人との間隔を十分に空けるため、「ここには座らないでください」と紙が貼られていましたよ。
水道局山タルトンネ博物館前には、展示物があるので時間がある方はぜひ。
私たちが行った日は、もう夕方で寒かったので、ここで写真だけ撮って足早に帰ってきました。
子ども向け体験&教育プログラムもあり
水道局山タルトンネ博物館では、子どもたちのための体験プログラムがあります。
夏休みや冬休みの長期休み中だったり、時期が決まっていて予約して行うものが多いのですが、毎日決まった時間に保護者同伴で行うものもあったりとさまざまです。
未就学児向けと小人向けに別々にしおりが準備されています。
このピンク色のは保護者や指導者用(団体の場合、先生)です。
体験プログラムの施設内の説明が書いてあったり・・・
施設内での注意事項(大きな声で話さない、順番を守ろう、走らない、飲食をしない等)が書いてあったり・・・
今回はプログラムを体験することはできませんでしたが、コロナが落ち着いてから、また博物館に行くことがあったらぜひ子どもたちに体験させてあげたいと思います!
水道局山タルトンネ博物館(수도국산달동네박물관)公式ホームページも参考に。
韓国には博物館がたくさんあるので、他の博物館もぜひ参考にしてみてくださいね♡