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韓国のチョナン市『독립기념관(独立記念館)』で日本の植民地支配からの独立運動の歴史を見て学ぼう

こんにちは、Yumi-mamaです。

 

先日、家族で韓国の忠清南道(チュンチョンナンド/충청남도)の天安(チョナン/천안)市へ行ってきました。

 

チョナン市は、ソウルから電車や高速バスを利用すれば約1時間~2時間ほどのところにあるチュンチョンナンドの最大都市です。

 

わが家の今回の目的地はというと

 

独立記念館(독립기념관)

 

韓国が日本によって植民地支配を受けた時代を中心に、展示している記念館です。

 

日韓の関係があまりよくない状態の今・・・日本人にとってはなかなか入りずらい場所ではありますが、でも日本人だからこそ、韓国側の歴史や考え方を知るべきだと思っています。

 

それではさっそく週末に訪れた、チュンチョンナンドのチョナン市にある「独立記念館」をご紹介していきます。

 

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韓国のチョナン市の『독립기념관(独立記念館)』

チョナン市 独立記念館

 

入場料: 無料

駐車料金: 小型2,000ウォン/大型3,000ウォン

 

開館時間:

夏期[3月~10月] 9:30~18:00

冬期[11月~2月] 9:30~17:00

休館日: 毎週月曜日(祝日の場合は開館。野外展示や広場は開放しています)

 

住所:

충청남도 천안시 동남구 목천읍 독립기념관로1

(チュンチョンナンド チョナン市 ドンナム区 モクチョン KR 独立記念館路1)

TEL: 041-560-0114

 

独立記念館までの所々にたくさんの野外展示

この独立記念館はものすご~く広い敷地の中にあります。

 

駐車場から記念館までもかなりの距離があるのですが、池や広場、飲食店やコンビニなどもあり、ただ散歩に来たり、テントをして子どもたちの遊び場として利用する方も多くいました。

 

駐車場から独立記念館の方へまっすぐ進んでいくと、野外展示場があります。

 

「1920年1月から12月まで、韓国でどんなことがあったのか?」というタイトルで、当時の写真と一緒に、月ごとにその月にあったことの内容が展示されていました。

 

このような石碑もあります。

 

独立記念館前の広大な広場には韓国の国旗で埋め尽くされています。

その数なんと、815!!

この815という数は、8月15日の独立記念日を意味しています(日本だと終戦記念日ですね)

国旗の数に圧倒されました。

 

独立記念館のコロナ対策は?

ちなみに、コロナの影響で韓国では博物館や記念館などの室内施設が閉鎖になっているところが多くあります(ソウルや京畿道などの首都圏はとくに)。

 

チョナン市の独立記念館はわが家が訪れた6月中旬の時点では開館していました。

 

しかし、記念館前の広場に入る前にコロナ対策のブースが設置されており、そこで体温チェック、入場者名の記入をしました。

 

もちろん入場するにはマスクの着用が必須です!

展示館が7つもあるのですが、入場するたびに体温チェックと手の消毒ジェルの使用が義務付けられていました。

 

独立記念館のシンボル

この建物は、このチョナン市の独立記念館のシンボルである「キョレ(同胞)の家」です。

 

高麗時代に建立された修徳寺の本堂を模した建築物で、幅はサッカー場ほど、高さは15階建てのビルに相当する大きさにもなります。

 

キョレの家の中に展示されている大きな韓国国旗。

光復直後に韓国隊員たちが、祖国の完全独立を念願する言葉や署名などを残したものです。

 

キョレの家のホール中心に展示してある、巨大な像。

不屈の独立精神をもつ韓国人像を象徴している造形物です。

 

 

独立記念館の展示館

独立記念館には全部で7つの展示館があり、それぞれ建物も分かれているので結構歩きます。

 

小さなお子さんがいる場合はベビーカーを持ってくることをおススメします(大人でも結構疲れる広さです)

 

ベビーカーや車いすはレンタルもしていますが数に限りがあるので、レンタルしたい方は午前中や、夕方など人が少ない時間帯を狙うのがいいかな~と思いますよ。

 

韓国の先史時代から朝鮮時代後期までの民族史のルーツと文化の発展の歴史が展示されています。

 

 

昔の建築物も細かく再現されています。

 

 

昔の韓国の町の様子です。

 

海戦で活躍した亀の形をした鉄甲船で、亀甲船(きっこうせん)と呼ばれる戦闘船です。

 

 

日本の植民地支配のころの新聞や写真などの資料が展示されています。

 

日本語教育を強いられていた様子も再現されています。

 

学校の黒板の上に日本の国旗が掲げてあります。

日本語を強制的に話させ、書かせていたんですね・・・

 

「タマネギ」「ツメキリ(爪切り)」「タライ」「チラシ」など、当時の名残りなんでしょう・・・日本語の単語を知っている方多いです。

 

韓国に来たばかりのころは、韓国語もあまりできず片言で話してた私に、親戚の年配の方々が「日本語知ってるよ!」って使ってくれていて嬉しかったのですが、歴史のことを考えると複雑な気持ちでいたことを思い出します。

 

日本の兵がどこかの施設に押しかけている様子も。

 

 

(写真はHPから引用)

こんな様子も再現されていて、胸が締め付けられる思いでした。

独立運動をした人たちを反逆者として捕らえて、拷問をしていたんですね・・・

 

日本からの抑圧に対抗して、韓国という国を取り戻すために起こした韓国独立運動の主要人物42人を蝋人形で再現した模型です。

 

設置してあるモニターで、人物の写真をタッチすると、その人物についての説明が表示されます。

 

こちらは特別企画展示室で、独立運動や日本帝国侵略に関する様々なテーマの企画展示が開催されています。

 

私たちが訪れたときは、2020年6月4日~10月25日まで『나는 독립군입니다(私は独立軍です)』がテーマでした。

 

 

 

 

周囲には当時の戦闘機など、所々に展示物が置かれていました。

 

独立運動に貢献した方たちの銅像。

 

独立記念館のアプリをダウンロードして音声案内が聴ける(韓国語/英語)

独立記念館にはアプリがあり、このアプリをダウンロードすれば音声案内が聴けます。

 

残念ながら日本語はありませんが・・・韓国語と英語の2か国語から選べますよ。

 

독립기념관

독립기념관

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ダウンロードしたら・・・

 

音声案内を聴きたい欄(?)をタッチします。

(今回は「독립기념관(独立記念館)」を選びました)

 

次の画面で出てきた写真からまた選んでタッチ。

(独立記念館を選ぶと、第1館~第6館まで区分されて表示されます。)

 

最後に展示館のどれを聴きたいか選べばOKです!

 

これで音声案内が流れます。

館内で音声案内を聴きながら観覧する場合は、他の観覧客もいるのでイヤフォンを付けてくださいね。

 

 

まとめ

今回、チョナン市の独立記念館を訪れていろんなことを学びました。

 

日韓の関係が悪化している今、観覧中もいつも通り母親の私に日本語を話す息子たちに、「もうちょっと小さな声で話そうね」とどうしても周りの目を気にせずにはいられませんでした。

 

韓国人の男性と結婚をし、日韓ハーフの子どもを持ち、韓国で生活をしている日本人の私。日本人の母親としてこの問題について悩みは尽きません(学校に入ったらさらに・・・)

 

幸いにも私の周りの韓国の方たちはみんな良くしてくれますし、不買運動が深刻化したときは逆に私の心配をしてくれたりもしました。とてもありがたいです。

 

国と国の関係は悪くても、人と人との関係を大事に、これからも私自身の行動や言動が日本のイメージにつながるんだと意識して生活していきたいと改めて思った今回の訪問でした。

 

独立記念館公式サイト:韓国語日本語