前回、撮影用のドレス選びをしに行ったときの様子を書きました。日本の前撮りとかかる費用はたいして変わらない(あるいは日本よりも安い)のに、韓国のウェディングフォトは、ドレスが選び放題、まさに女性にとって幸せこの上ありません。

そして、韓国のウェディングフォトのもうひとつの魅力は、なんといっても、まるで映画のワンシーンを撮ったかのようなクオリティの高い写真の仕上がり、だと思います。
韓国では、ラブリー系、モダン系、ロマンティック系など、それぞれのスタジオに撮影スタイルがあります。大手だと、ひとつのスタジオでいくつものジャンルのシーン撮影が出来るところもあるとか。自分の好みのスタイルの写真を撮れるのも、またまた魅力的ですね!
この記事では、韓国のウェディングフォトの撮影当日のヘアメイクから始まる1日の流れ、スタジオの様子を、私の体験談としてまとめようと思います。
普段できない韓国風のヘアメイクに挑戦!
撮影当日、予約の時間に合わせてヘアメイクをする美容院へ向かいます。
美容院へ到着すると、まず最初に、髪を巻かれました。他にも撮影のために来ている新婦さんたちが何人かいたのですが、みんなしてグルグル。あとでヘアアレンジをしやすいように、でしょうね。日本でも同じなんですかね?

次に、ヘアカタログを見せてくれるので、自分のしたいヘアスタイルを伝え、あとはヘアスタイリストさんに任せておけば大丈夫。

▲わたしはこんな感じに仕上がりました。
▼次に新郎のヘアメイク。日本での前撮り撮影では、新郎のヘアメイクはセルフ、あるいは追加料金を支払わないといけないみたいですね。韓国では、新郎のヘアメイクが基本料金に含まれています。新郎だって1番カッコいい姿で撮りたい!ですよね。

韓国ウェディングフォト、スタジオ撮影の様子
ヘアメイクを終えて、撮影スタジオに到着すると、ドレスに着替えます。
「何階の○○スタジオに来てください」と指示されるので、言われたとおりの場所に向かいます。
いよいよ撮影スタート!わたしたちは、ウェディングプラナーをしていた知人の紹介で、このスタジオでの撮影となりました。韓国に来たばかり、なにも分からない状態だったので、その知人に任せました。
このスタジオは【モダンスタイル】です。今になって、もうちょっと可愛らしい、ラブリーな感じのがよかったな~と思いますが。
カメラマンさんとアシスタントの方がいて、スタジオのセットをわたしたちに合わせて調整してくれます。撮影の様子はこんな感じ▼

新婦は背の調整で、ブロック(レンガみたいなもの)に片足を乗せるシーンが多かったんですが、新婦がメイン、新郎は新婦に合わせるため、このポーズのまま、カメラマンさんがOKを出してくれるまで、ひたすら停止していないといけません。これがかなりキツく、モデルさんたちの大変さを思い知りました(笑)
▼そして、このドレスのトレーンがふわっとなびいているシーン。どうやって撮ったのでしょうか。風を送ってるわけじゃないんですよ。

▼何人かのアシストさんたちが手で持ち上げて、カメラマンさんの掛け声と同時に手放すと、上の写真のようなフワッとしたトレールが出来上がるんです。このときも、ドレスの下にはブロックがあって、支えも何もない状態でポーズを保たなくてはいけなかったので、足はプルプルしていました。


アクセサリーやドレスを替え、セットを何回も移動しながら、めまぐるしく撮影は進みます。
▼カラードレスの撮影です。新郎は蝶ネクタイを黒から赤にチェンジ!
お化粧のお直しも多いし、撮影のたびにドレスの微調整をするので、新婦は大忙し。撮影風景の写真を、もっとシーン別に撮りたかったんですが、そんな時間も余裕もありませんでした。残念。
▼はしごに登っての撮影。ドレスで足元は見えないし、危ないので、ヒールは履いていません、素足で登っています。ドレスの裾の調整まで丁寧にしてくれます。

韓国のウェディングフォト撮影は体調万全でのぞもう!
韓国のウェディングフォトですが、ヘアメイクの時間を含めると、撮影が終了するまで平均で5,6時間は掛かります。長引いて、もっと掛かる場合もあります。
朝早くからヘアメイク、そしてスタジオではシーンをいくつも替えて移動、ドレスも何着も着替え、撮影のたびのポージングの維持に、と結構な体力を使います。
撮影中は緊張と忙しさで感じなかった疲れが、撮影が終わった後にやってきます。結婚式前は色々とやること満載で、忙いとは思いますが、なるべく撮影の数日前から、体調管理をしっかりとしておきましょう。
体調が万全だからこそ、1番素敵な自分の姿を残せるんですからね!