カナダでは英語で会話をしていたわたしたち夫婦、そう、結婚当初、わたしは韓国語がまったく話せませんでした。
でも今は、日常会話は問題もなくできるほどにまで上達。
病院でも、長男の保育園(オリニチブ)でも、コミュニケーションで困ることがなくなりました。
育児で忙しい毎日を送りながら、韓国語力「ゼロ」だったわたしが、どうやって韓国語を習得していったのか、書いていきます。
長男出産後、韓国語の必要性を痛感
他の記事にも書きましたが、結婚してすぐ夫の転勤でドイツへ行き、ドイツで妊娠生活を送り、そして翌年、日本での里帰り出産をしたわたし。
最初の1年間は韓国語が話せなくても、困ることがありませんでした。
しかし、長男を連れて韓国に帰って来てからというもの、韓国語の必要性を痛感することばかり。
平日の昼間、夫は仕事でいないので、わたしが韓国語を使って対処しないといけない場面に多く出くわしました。
その場面とは、そう病院。


- 乳幼児の予防接種
- 子どもが体調を崩した
- 健康診断
子どもが1歳になるまでは、しょっちゅう病院通い。
病院で渡される当日の健康状態のチェックシートの記入、受付、診察での先生の話を理解したうえで、気なることがあったら質問…。
風邪を引いたら、その症状を先生に詳しく説明しなくちゃいけない。
全部、韓国語。
大事なわが子のことなのに、母親としての役割を果たせていない自分に情けなくなり、「なんとかしなくちゃ!」と動きはじめたのです。
多文化家庭支援センター 訪問
韓国には多文化家庭がとても多いので、支援を受けられるセンターが地方ごとにあります。

わたしが訪問したときは、
- 現在の韓国語力はどのくらいなのか
- センターに通って授業を受ける or 家庭教師
- いつから始められるのか
などを質問されました。
センター訪問時、長男はまだ3ヶ月。正直、「こんな小さな赤ちゃんを連れて授業を受けるのは難しいだろうな…。」と考えていました。
でも、わたしのように小さな子供がいて、センターで授業を受けるのが難しい人のために、「訪問教育(방문교육」という選択肢もあると教えてもらいました。
「訪問教育」とは、日本でいう、家庭教師みたいなもので、2時間(当時は2時間でしたが、2017年現在は1時間40分に)、韓国人の先生が自宅に訪問し、韓国語を教えてくれます。
韓国語の他にも、
- 韓国での育児のアドバイス
- 韓国の文化や生活習慣
- 銀行や病院への付き添い
韓国で生活をしていくにあたり、私たち多文化家庭が困らないようにさまざまな面でサポートしてくれます、ありがたいですね。
言葉が話せない、読めない…ひとりだと不安ですよね。でも、大丈夫です!ぜひ、みなさんのところにも支援センターがあるはず。きっと助けになってくれますよ。