韓国人の夫と日本人のわたし、2013 年の春に韓国で結婚式を挙げました。そして、その数 ヶ月後、夫の海外転勤が急に決まったのです。その転勤先は…
ドイツ
思いもしなかった夫の転勤で、ドイツ生活をスタートさせたわたしたち夫婦でしたが、夫もわたしもドイツ語なんて全く話せません。
そんななか、わたしの妊娠が発覚。
引っ越したばかりのドイツでの初めての妊娠で、わたしがどう対応したのか、そして、産婦人科で実感した日本との違いをまとめていきます。
ドイツ引越し後すぐに体調の異変!妊娠発覚まで

ドイツに着いて 1 週間ほど経ったころ。私の体調にこんな変化があらわれまし た。
- 目がとてもかゆい
- 鼻水
- 微熱
主人のドイツへの転勤に付いて行くついで(?)に、ドイツ支店で一緒に仕事をさせてもらっていた私は、 「環境も変わったし、ドイツに来て忙しくしてたから、体調崩したのかも。そ れともなんかのアレルギーかな。」
と、軽く思っていました。 ネットで症状について調べてみると、ドイツに来ると花粉症にかかる人が多い らしいことがわかり、「きっとこれだ!花粉症だ。」と思って自己解決。
分からないドイツ語を必死に翻訳して薬局へ行き、花粉症の薬と目薬をもらっ てきました。
このときは、まさか妊娠だなんて、1ミリも想像していません。
生理が来なくてついに妊娠を疑う
花粉症の薬を飲んで、少しは目のかゆみ、鼻水、微熱の症状が治まったように 思いましたが、それでもずっとダルさは残っていました。 「おかしいなぁ。…あ、そうだ。」と思い出したのは、そうです。女の子の 日。 カナダと日本を行ったり来たりしてたときもしてしょっちゅう生理が遅れてい たので、最初はあまり気にせず。
しかし、だんだんと胸は張って痛いし、熱っぽいし、だるいし、それに生理が 2 週間も遅れるなんてもしかして…と思い始めたのです。
ドイツの妊娠検査薬も薬局に行けば簡単に手に入る

妊娠検査薬、みなさんきっとご存知ですよね?スティック状になっていて、尿をかけるタイプのものです。
ドイツの薬局でも、日本で見るような尿をかけるタイプの妊娠検査薬が売っています。ドイツ語が分からなくても、きっと見れば分かると思います。
前日に購入しておき、次の日の朝 イチで検査。
…結果、「陽性」!!
ここまではいいんです。日本にいても、韓国にいても、ドイツにいても、妊娠すること自体はうれしいこと。
ただ、日本で子どもを産むときは、産婦人科に行って、母子手帳をもらって、分娩予約をとって…
ドイツにいる場合は、私はどうすればいいの?と焦ります。
会社のドイツ人スタッフに産婦人科を探してもらい予約
妊娠が発覚したその日、会社のドイツ人のスタッフに家の近くの産婦人科を探してもらい、初診の予約もしてもらいました。
初診の結果、しっかりと赤ちゃんの存在をホロスコープで確認できました。 「お豆みたいな小さな白いものが赤ちゃんだよ」と教えてもらったときは感動。
まだ 3 ミリの小さな小さな赤ちゃん、初めて産婦人科に出かけたときは、妊娠 4 週目でした。
「まだ妊娠 4 週目、まだ早期なので、1 ヵ月後にまた詳しく診察しましょう」 と、次の妊婦健診の予約を1 ヵ月後に取り、母子手帳は次回一緒に渡すと言われます。
ドイツの産婦人科でも、日本と同じく、内診のときに先生が撮ってくれた赤ちゃんのエコー写真をもらうことができました。
写真の右側に写っているのがドイツの母子手帳『MUTTERPASS』です。

ドイツの産婦人科で日本と大きく違ってカルチャーショックだ ったこと
初診のとき、ドイツと日本の産婦人科の文化の違いにかなりカルチャーショッ クを受けました。
それは、内診の仕切りカーテンがないこと!

日本の産婦人科には、内診台と先生のあいだにカーテンで仕切りが付いていま すよね。だって先生って大体が男性で、いくら妊婦健診だからとはいえ、あんな格好はやっぱり恥ずかしい。
ドイツも日本とおなじで、男の先生が多いです。
でも、ドイツの産婦人科には基本的には仕切りカーテンがありません。先生の顔を見て、話しながら内診をします。ひざ掛けのようなタオルもありません。
しかも、服を脱ぐスペースも簡単なカーテンが掛かっているだけ。内診台まで ちょっと距離があるので、ズボンと下着を脱いでしまうとスッポンポンで歩い ていかなくてはいけません。
この健診のときのプライベートがない空間のことを知ってからは、ワンピース や、チュニックなどの⻑めの服を着て行くようにしました。
ちなみに私は、⻑男の妊娠の際はドイツでの出産ではなく、日本での里帰り出産を希望していました。
また次回、里帰り出産で日本に戻るまでのことについて書こうと思います。