夫とはカナダで出会い、韓国とカナダの遠距離恋愛のすえに結婚。
結婚後、異国の地、韓国での生活が始まったのです。
当時のわたしは、韓国のことは何も知らなかったですし、韓国語はまったく話せませんでした。
でも、そんな右も左も分からない韓国初心者のわたしのような外国人が、韓国生活を不自由なく送れるよう、支援を受けられる場所があるんです!
それは『多文化家族支援センター』
今回は、多文化家族支援センターとは何か、そしてどういった支援を受けられるのかを紹介していきます。
多文化家族支援センター(다문화가족지원센터)

韓国では、外国人配偶者がいる家庭のことを『多文化家族(다문화가족)』と呼んでいます。
そんな多文化家庭の人たちの為に、各地方自治体に設けられているのが『多文化家族支援センター』。
韓国語では下のように呼ばれます(上の写真のようにセンターに表記されています)
- ○○다문화가족지원센터(○○には市の名前が入ります)
- 외국인 도움센터
韓国では年々、多文化家庭が増えているため、外国人配偶者に対しての企画やサービスが充実しており、全国で利用者が数多くいます。
多文化家族支援センターなら韓国語教室は無料!
海外で暮らしていくうえでその国の言葉が話せないと、とても不自由ですよね。
韓国生活を送るうえで必要不可欠な韓国語の習得ですが、多文化家族支援センターには韓国語教室も設けられています。
しかも、韓国語教室の受講費は・・・無料!!
お金を払って通う個人の韓国語教室なんてもったいない!多文化家庭のみなさんは、ぜひ多文化家族支援センターで韓国語を勉強しましょう♡
多文化家族支援センターで受けられる韓国語教室以外のプログラム内容の例
多文化家族支援センターでは韓国語教室をふくめ、他にもたくさんのプログラムが用意されています。
その例として・・・
- 国内(チェジュ島も含め)の小旅行の企画
- 生活必需品(オムツ、哺乳瓶、衣類など)を提供
- 多文化家庭の子どもたちが学校での生活で困らないよう、小学生向けの特別授業
- 他の国籍の多文化家庭との交流を深めるための運動会開催
- 料理教室や手芸教室など
- 妊婦さん向けのマタニティー教室
- バリスタや翻訳家の資格取得のための授業を低価格で提供
プログラムごとに無料・有料のものもあったり、先着順だったりと参加人数の枠が決められてるものもありますが、たくさんの支援をうけることができます。

各地方自治体によって、その年によって、プログラムの内容はさまざまですので、最寄りのセンターに電話して問い合わせしてみることをオススメします(最寄りのセンターの探し方は下に↓)
韓国語での通話が不安な場合は、旦那さんに替わりに電話してもらいましょう♡
センターに直接うかがえば、より詳しい情報を仕入れることができますよ。
多文化家族支援センターに登録すると、上記で紹介したようなプログラムを受けることができるようになります。
多文化家庭支援センターで同じ境遇の人と出会い、友達になろう!
センターに登録したあと、自分の興味のあるプログラムに参加してみましょう。
ベトナム、中国、フィリピン、オーストラリア・・・国は違っても、自分と同じ境遇のたくさんの仲間たちに出会えます。
センターに行くまで日本人に会った事がなかったわたしは、センターに行って初めて日本人の方に出会いました!
わたし以外にも、「センターに行って初めてこの近くに日本人がいることを知った」っていう方が何人もいます。
日本人の知り合いがいなくて寂しいな~という方はぜひ多文化家族支援センターに行ってみてください。
他国で日本人の友達に出会って、日本語で話せることがどれだけ嬉しいか分かりません♡
そして、同じ境遇の仲間通し繋がりも強く、困ったことがあると助け合える、そんな関係を築けますよ。
わたしの場合、次男妊娠中のツワリがひどいとき、長男用にと日本食のおかずを何品も作って届けてくれた日本人の友達がいたのですが、そのときは本当に助けられました。
子どもたちが風邪を引いたときの対処法や、オススメの病院の紹介、オリニチブや学校に入ってからの子どもに関しての相談なども、周りに日本人の友達がいると心強いです!
『다누리/タヌリ』で多文化家族支援センターを探そう【日本語あり】
多文化家族への支援情報は、タヌリ(다누리)というサイトでも得られます。
多文化家族用のサイトなだけあって、日本語を含め、さまざまな国の言語が選択できます!
韓国語、英語、中国語、ベトナム語、日本語、フィリピン語…などなど
日本語をクリックすると日本語の画面に移動します。
日本語の画面に変わったら、最初のページの左下に【多文化家族支援センター】の欄があって、【最寄りのセンター】を探すことができるんです。

スマホでのApp storeやGoogle Playでもアプリをダウンロードすることができるので、ぜひ活用してみてください。

最初は誰だって不安でいっぱい。
韓国の支援サービスをぜひぜひフル活用して、充実した韓国生活を送りましょう。