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2021年1月1日から手書きラベルで海外に荷物が送れない?郵便局の国際郵便マイページで通関電子データを送る方法

こんにちは、Yumi-mamaです。

 

海外へ郵便物を送る手段としてFedEx(フェデックス)やヤマト国際宅急便などもありますが、一番利用されているのはやはり「郵便局」ではないかと思います(個人の場合)。

 

私自身、カナダに住んでいた時も、韓国に住んでいる今も、もう約20年間日本からの荷物は郵便局ONLY!

 

海外へ荷物を送るときに一番よく使われている郵便局ですが、2021年から「国際郵便物に対しての通関電子データの送信が義務化」されたのをご存じですか?

 

通関電子データの送信義務化とは・・・?

 

今回は、2021年1月1日から導入された日本郵便の「通関電子データ送信義務化」について詳しくまとめていきます。

 

※実際に2021年2月に郵便局を通して日本から荷物を送ってもらいました。

 

《韓国から日本へ荷物を送る場合はこちらを参考に》

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郵便局の国際郵便物を対象とした「通関電子データ送信義務化」とは?

「通関電子データ送信義務化」は2021年1月1日(金)からスタートした新しい決まりです。

 

漢字にしてしまうとちょっと難しく感じますが、簡単にいうと、2021年1月1日以降は手書きラベルで海外に荷物を送ることができませんよ、ということなんです。

 

ではどうやって送るのか?ですが・・・

 

今まで海外へ荷物を送る際にラベルに手書きで記入していた、差出人&受取人の氏名や住所、内容品の詳細を電子化して事前に送信するんです。

 

テロ対策の観点から、世界的に国際郵便物へ対してのセキュリティーの必要性が高まったため、万国郵便連合(UPU)の場において、加盟国商品のもと決定されました。

(日本郵便公式ホームページ参照)

 

 

郵便局の公式ホームページ(国際郵便)でも、このようにメインページに重要なお知らせとして大きく表記されています。

 

通関電子データ送信の対象となる国はどこ?

すべての国が対象になっています。

 

郵便局のホームページには『「米国宛、手書きラベル」による差出は原則お引き受けできません』と表記してあるので、アメリカだけ対象なのかと思いがちですが違うんです。

 

アメリカは「STOP Act」(テロ対策など、国際郵便を取り締まるために通関に関する情報を事前に税関に送信することを義務付けました)によって、通関電子データを送っていない場合、アメリカは100%返送されてしまいます。

 

しかし他のどの国も、手書きラベル(EMS、国際小包など)で海外へ送ってしまった場合、送った先の国の通関でかなりの時間がかかってしまったり、最悪の場合「返送」されてしまうリスクがあるのです。

 

親が郵便局に出向いた際に、返送等があった場合、送料などにかかった料金は返還されないと言われたようです。

 

今まで通り手書きの方が楽なのに・・・とこの変化に戸惑う方もいると思いますが、大事な荷物をちゃんと届けるためアメリカ以外の国も通関電子データを送信することを強くおススメします。

 

通関電子データ送信の対象となる国際郵便物の種類はどれ?

通関電子データを送ることが義務化されている国際郵便物は、物品を送る場合に利用するものです。

 

  • EMS
  • 小包
  • 小型包装物
  • eパケット
  • eパケットライト

 

上記にあげたものが通関電子データ送信の対象となっています。

 

これから海外へ荷物を送ろうと思っている方は、覚えておいてくださいね!

 

通関電子データを送信するにはどうすればいいか?

まず、通関電子データは日本郵便の「国際郵便マイページサービス」を使います。

 

国際郵便マイページサービスでラベルの作成ができます。

 

国際郵便マイページサービスで作ったラベル、どのように相手国に情報が渡る順番はこの通りです。

  1. 国際郵便マイページサービスで作ったラベルを送信(日本)
  2. 送り先の国の郵便事業体
  3. 送り先の国の税関へ情報

 

このデジタル化された情報が先に相手国に伝わることで、荷物が相手国の税関へ届いたときに通関がスムーズになる、というわけです。

 

通関電子データではどんな情報を送信するのか?

通関電子データ・・・と難しい言葉を使ってはいますが、今まで使っていた手書きラベルに記入していたことと同じ情報を入力していくので、特に変わりはありません。

 

通関電子データで送る情報はこちら

  • 差出人名&住所&連絡先
  • 受取人名&住所&連絡先
  • 内容品情報
  • 総重量
  • 入力したあとに表示される郵便物番号(追跡番号)

 

基本的に、今まで手書きでラベルに書いていた情報を、電子化してデータとして相手国に事前に送る・・・という感じです。

 

国際郵便マイページサービスで通関電子データを作る方法

ラベルを作る順番としては下の通りです。

  1. 会員登録/ログイン
  2. 依頼主/届け先の情報登録
  3. 内容品の登録
  4. 発送関連情報の入力
  5. 2次元コードまたはラベルの作成/印刷
  6. 発送

 

この国際郵便マイページサービスは、パソコンとスマートフォンどちらからも利用できます

 

しかし、パソコンとスマホで多少違いがあるので、注意が必要です。

 

項目 パソコン スマホ
1回の差出しで記載できる内容品の数 20個まで 3個まで
ラベルの印刷方法 プリンターでA4用紙に印刷(自分で) 郵便局に設置してある「ゆうプリタッチ」を使って印刷

※「ゆうプリタッチ」が置いてない郵便局もあります。その場合は、窓口でお問い合わせ番号を伝えればラベルを印刷してくれます

ラベルの郵便物への貼り方 専用のパウチ(無料)が必要

※専用パウチが届くまで5営業日くらいかかるので、時間に余裕をもって準備しましょう

ラベルはそのまま貼り付けられる
特徴 過去に作った履歴を使って新しいラベルが簡単に作れる 会員登録しなくても作れる

※会員登録をしておくと次回からの利用が楽に

 

今回はスマホでラベルを作ったので、スマホでのラベルの作り方をまとめていきますね。

 

会員登録・ログイン(スマートフォン)

まず、郵便局のホームページにある国際郵便マイページサービスで会員登録をします。

 

※すでに会員登録済の方は、メールアドレス(ID)とパスワードを入力してログインしてください。

 

初めての方は会員登録へ・・・

ちなみに会員登録をしなくてもラベルを作ることができます(写真の赤い枠参照)。

 

その場合は「登録しないでご利用を希望される方」をクリックし、「登録しないで利用」を選びましょう。

 

ほとんど使わない方なら登録しなくてもいいと思いますが、よく利用する方なら会員登録をしておくと、また1から入力する手間が省けますよ!

 

会員登録の際に、IDとしてメールアドレスが必要になるのですが、Gmailはメールの送受信に問題があると記載されているので、Gmail以外のメールアドレスを登録しましょう(2021年2月8日時点)

 

名前や住所などを入力していきます。

ログイン用のIDやパスワード、秘密の質問は忘れないようにどこかにメモしておくことを強くオススメします!

 

実はこれで登録完了ではなく、仮登録の状態なので、入力したメールアドレスに本登録するためのメールが届きます。

 

 

これで国際郵便マイページサービスの会員登録が完了です!

 

依頼主(差出人)・届け先の登録

名前も住所もすべて英語で入力します。

これからもよく利用するだろう依頼主の場合は、「この情報を既定値とする」にチェックしてアドレス帳に追加しておくと次回から楽ですよ!

 

届け先情報も英語で入力です。

郵便番号を使っている国の場合は、郵便番号も入力しましょう。

 

電話番号は届け先の国の国際番号を付けます

例)韓国の場合

+82-(0)12-3456-7891

 

これで届け先の登録も終わりです。

 

2回目以降の利用で、登録済みの届け先がある場合は「アドレス帳から選択する」から探せますよ。

 

 

下のように、登録済みの届け先情報のリストが出てきます。

 

内容品の登録

 

発送種類と方法はこの通りです。私の場合は、EMS(物品)を選びました。

 

内容品の登録をしていくのですが、スマートフォンでの内容品の登録は3種類までです。

 

「国際郵便として送れないもの」に載っている危険物が万が一入っていないか確認も必須です!

 

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内容品に入力すること

  • 内容品名(英語で)
  • 原産国(JAPANって最初か書いてあります)
  • 1個当たりの重量(g)
  • 単価(日本円で)
  • 個数

 

例えば上の通りにお菓子=SNACKSっていう感じです。

 

発送関連情報の入力

総重量を入力すると、郵便料金が自動で表示されます。

 

発送する予定日を入力するのですが、実際に送る日が数日後になってしまっても問題なく遅れます。

 

もちろん発送予定日通りに送るのが一番いいのですが、発送予定日は1週間以内で選択できるのでそこまで焦らなくても大丈夫ですよ、という意味です。

 

私の場合は、両親とも昼間は仕事をしているので郵便局の営業時間内になかなか行けず、登録した予定日より3日遅くなってしまいましたが送れました

 

 

有償:通販等、相手から代金を受け取る場合など

無償:個人的な贈り物やサンプルを送る場合など

国際郵便マイページサービスサイト参照

 

入力した内容を確認して、登録完了となります!

 

二次元コード(QRコード)でラベルの印刷

登録が終わったら、二次元コードが登録したメールアドレスに送られてきます。

 

二次元コードのURLをクリックすると国際郵便マイページに移動します。

 

表示された二次元コードを、郵便局に設置されている「ゆうプリタッチ」のスキャナにかざしてラベルを印刷します。

 

画面を一番明るくしてスキャンしてください。それでも、うまく読み取れない場合&ゆうプリタッチが設置されていない郵便局は、窓口で「お問い合わせ番号」を伝えてください。

 

【追記】EMSが日本から韓国に無事に到着

日本から親が送ってくれた荷物が無事に韓国に届きました!(お父さんお母さんありがとう♡)

 

EMSで送ってくれたのですが、今回は韓国の旧正月がちょうどかぶってしまったので約10日かかりました(EMSだと遅くても1週間、早ければ4、5日ほどで届くことが多いのですが)

 

箱の上に貼られているのが、二次元コードを郵便局の「ゆうプリタッチ」にかざして印刷したラベルです。

 

ラベルはこんな感じです。

 

まとめ

2021年1月1日から新しく始まった通関電子データの送信義務化。

 

最近は日本もデジタル化がかなり進んできていますが、今までのアナログ式に慣れ親しんでいた日本人にとって、とくにご年配の方たちには慣れるまで時間がかかるのではないかなと思います。

 

私の両親は60代ですが、今まで20年間手書きラベルで海外に住んでいる私宛に荷物を送っていたのに、いきなり今回からネットでラベルを作ってきてくださいと言われ戸惑っていました。

 

本当は送り主本人がラベルを作るべきなのですが、今回は私が代わりにラベルを作り、二次元コードを両親に送って荷物を送ってもらいました(私の知り合いにも同じ方法で荷物を送ってもらった方が何人かいます)

 

内容物の写真を送ってもらい、グラム数も大体でいいので教えてもらって作りました。

 

こんな例もあるので参考になさってください。