こんにちは、Yumi-mamaです。
突然ですが、みなさんは駆虫剤(くちゅうざい)ってご存じですか?
そして服用したことありますか?
駆虫剤とは(虫下しとも言われている)、寄生虫に感染するのを防ぐための薬です。
私は日本でも、以前住んでいたカナダでも駆虫剤なるものを飲んだことがありませんでした・・・というか、寄生虫だの駆虫剤などという言葉自体が驚きで(苦笑)
実は、韓国では定期的に健康管理のため、当たり前に飲まれている薬なんですよ。
6年前韓国に引っ越してきたばかりの頃、シヌイ(お義姉さん)に飲むように言われて服用したとき以来飲んでなかった私。
今回、子どもたちの分も含めてシヌイから駆虫剤を頂いてしまったので(笑)、韓国の薬「駆虫剤」のご紹介をしようと思います。
韓国の「구충제/グチュンジェ」(「駆虫剤(くちゅうざい)」)
こちらが駆虫剤(くちゅうざい)です。
韓国では구충제(グチュンジェ)と言います。
韓国のほとんどの薬局では、すぐに目に付くところに並べてあるので見つけられると思います。
お値段は一箱1,000ウォンとお安い!
箱の中身はこんな感じで、2錠の錠剤の薬が入っています。
駆虫剤を飲む理由は?
韓国では駆虫剤を、1年に2回、春と秋に服用しています。
春と秋は、薬局の店頭のすぐ目に付くところに駆虫剤が置いてあって、カラフルなポップアップまで書いて宣伝していたりします。
今は畑の肥料として糞尿ではなく化学肥料に代わったことによって、寄生虫に感染する人はほとんどいなくなり、昔に比べると駆虫剤を服用している人は減ってはいます。
しかし、韓国の人たちは焼き肉などでお肉を焼いて食べるときに、サニーレタスなどの生野菜をたくさん消費しますし(特に葉野菜が危ないらしい・・・驚!)
牛の生肉を使ったユッケやお寿司やお刺身も食べられているので、健康管理のために駆虫剤を飲むことが習慣づけられている方が多くいます。
韓国の薬局で買える駆虫剤の種類
駆虫剤の種類には、알벤다졸(アルベンタゾール)、플루벤다졸(プルベンタゾール)、프라지콴텔(プラジクァンテル)などがあります。
アルベンタゾールとプルベンタゾールは、主に生野菜からくる寄生虫感染を防いでくれる薬。プラジクァンテルは生肉や生魚からくる寄生虫完成を防いでくれる薬です。
韓国で薬局で買える駆虫剤は2種類▽▽
- 알벤다졸(アルベンタゾール)
- 플루벤다졸(プルベンタゾール)
今回シヌイが買ってきてくれた駆虫剤は、一番売られている알벤다졸(アルベンタゾール)でした。
駆虫剤(알벤다졸/アルベンタゾール)の服用方法は?
蟯虫(ぎょうちゅう)の感染予防を目的として服用する場合(ほとんどの人がコレ)
- 駆虫剤(アルベンタゾール)を1錠飲みます。
- 1錠目を服用した1週間後(7日後)に、さらにもう1錠飲んでください。
※1錠が400㎎、一箱2錠入っています。
回虫(かいちゅう)、十二指腸虫(じゅうにしちょうちゅう)などの寄生虫感染予防の目的の場合は、その日だけ1錠のみ服用すればおしまいです。
ほとんどの韓国人が、両方の寄生虫予防のために1錠飲んだ後、1週間してからもう1錠飲んでいます。
箱の説明書きです▽▽
妊婦さんや授乳中の方は飲めませんし、2歳未満の子どもも服用できません。他にも持病を持っている方、普段から薬を服用している方は担当医に確認してください。
薬を飲む前(買う前に)、箱に記載されている注意書きや服用方法をかならず確認してくださいね!
子どもでも飲みやすい液状の駆虫剤
こちら、韓国の薬局で手に入る훌벤(フルベン)です。
フルベンはプルベンタゾールの駆虫剤です(上の駆虫剤の種類を参考にしてください)
子どもでも飲みやすいバナナ味の液状の薬です。
子ども用としていただいたけど、子どもから大人まで飲めるので、大人でも錠剤の薬が苦手な方は液状の駆虫剤が良さそうですね!
まとめ
今回シヌイから駆虫剤をもらっていなければ、すっかり忘れていた韓国の駆虫剤を1年に2回飲むというこの習慣。
焼き肉大国「韓国」ですが、その分生野菜をたくさん食べる韓国の人たち。そして、韓国の人たちはお寿司やお刺身も大好きな人が多いので、寄生虫に人一倍気を付けているんでしょうか。
シヌイは毎年欠かさず、1年に2回飲んでいるそうです。
韓国で初めて駆虫剤のことを知ったとき、結構カルチャーショックを受けたので、今回は韓国の寄生虫予防対策についてまとめてみました。