妊娠中は精神が不安定、しかもつわりの最中は特に、日本が恋しくなります。
そんなときは、韓国語よりやっぱり母国語の日本語がしっくりきますし、安心するものです。少しでもゆったりとした気持ちで過ごせるよう、妊娠・出産に関する本を日本にいる親や友人に送ってもらうのもいいでしょう。
でも、体調が少し落ち着いてきたら、韓国語の本も一冊買っておくことをおすすめします。内容は似たようなことが書いてあるので、日本語の本と合わせて読むと韓国語の勉強にもなりますよ。
・産婦人科で使う妊娠中の専門用語
・小児科で赤ちゃんの体調の説明するときに必要になる専門用語
・韓国の食材を使っての離乳食作り
・韓国での離乳食の進め方(鶏肉じゃなく牛肉から食べさせるのは韓国ならでは?!)
・子供の病気
『韓国では牛肉を最初に食べさせる』のように、日本とは違うことに出くわしても、韓国の本を読んでおけば事前にあたらしい情報を頭に入れておくことができるからです。
今回、おすすめしたい韓国の妊娠・出産・育児の本を紹介していきます。
妊娠・出産でよく使う韓国語を書き出しています。随時更新中です、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次
임신 출산 육아 대백과 / 妊娠・出産・育児 大百科

韓国でおそらく1番売れている本で、わたしも一冊持っています。
どこの小児科に行っても、この本が置いてありますし、お友達のお家にお邪魔したときもこれと同じ本を何度も見ました。
どの家庭にも一冊置いてある、というくらいこの本は定番中の定番、大人気です。
妊娠中のお腹の成長の様子

日本の本と同じで、韓国の本にも1ヶ月から10ヶ月までのお腹の成長の様子が、ママの体調の変化や赤ちゃんの成長の過程の説明と一緒に書かれています。
月齢別の赤ちゃんの成長と育児ポイント

このページは生後5~6ヶ月の赤ちゃんの成長の度合いと、この時期の赤ちゃんの育児ポイントを説明しています。
離乳食の作りかた

このページは、生後7~8ヶ月の赤ちゃんの離乳食の例とレシピを載せています。
初期段階の牛肉を使ったレシピや、日本では珍しい『キュウリのおかゆ』、韓国ならではの野菜のエホバクを使ったレシピも載っているので、日本と韓国の離乳食の違いを知ることができます。
離乳食完了期には『キムチ』も!

離乳食完了期に入ると、韓国らしく『キムチ』を使った離乳食のレシピも出てきます。
いくら韓国でも、もちろん赤ちゃんに真っ赤なキムチをそのまま食べさせることなんてしません。水で洗ってから料理に使うのですが、それでも日本人のわたしたちからすれば、「離乳食にキムチ?!」とカルチャーショックを受けますよね。
実際、多くの韓国の家庭では子供が1歳を過ぎたあたりから、キムチを水で洗って食べ与え始めます。そうすることで、食べる食べないに関わらず(最初は、ほとんどの子供が嫌がって食べませんが)、キムチの味に小さい頃から慣れさせるのです。
あげるあげないは自由ですが、韓国ではこうやってキムチを食べ与えているんだ、と理解していたほうがいいと思います。ある日突然、義理両親にキムチを食べさせられる場面に出くわすかもしれませんしね・・・。
出産前に読んでおきたい、特に大事な『子供の病気』

妊娠中・出産時に必要な情報は、産婦人科に通っているかぎり心配ないでしょう。
問題なのは、出産してからです。夜中まで続く2時間ごとの授乳、泣いてばかりの赤ちゃん・・・、本を読む時間なんてこれっぽっちもありません。
子供が3歳を過ぎるころまでは、予防接種や急な熱などで病院にしょっちゅう通うことになります。
韓国人の旦那さんは仕事があるので、赤ちゃんの風邪を理由に病院に一緒に来ることは難しいでしょう。そうするとママが自分で病院の先生に赤ちゃんの症状を伝えなければいけません。
「夜中の咳がとまらない」「昨日の夜38度の熱が出た」など、片言でいいので韓国語の簡単な言い方を覚えておくといざというときに困らなくてすみます。
長男が1歳のときに「熱性けいれん」を経験しているのですが、そのときにもっと勉強しておけばよかったと後悔したのを覚えています。紹介した本にも『子供の病気』が載っているので是非読んでほしいです。
子供の病気 大百科
予防接種スケジュール/薬の飲ませ方/0~3歳にかかる病気/熱の下げ方/体調の優れない子供の看病/アトピー性皮膚について/あせもやおむつかぶれ/事故の予防/標準身体重の発育表
参考までに
