韓国の保育園、「オリニチブ(어린이집)」。
韓国への転勤で家族で引越しの方や、わが家のように日韓で国際結婚した夫婦など、小さなお子さんを持つご家庭は、韓国の保育園事情が気になるところ。
親として1番気になるのは、やはり『保育園での過ごし方』。
韓国の子どもたちは、保育園でいったいどんな一日を過ごしているのでしょうか?
日本の保育園での過ごし方とどう違うのでしょうか?
わが家は日本に一時帰国するときは、日本の一時保育を利用しているので、日本の保育園も通ったことがあります。
今回は、「一時保育で体験した日本の保育園の一日の過ごし方」と「韓国の保育園の一日の過ごし方」を比較しながらまとめます。
※あくまでわが家の子どもたちが通っている保育園を参考にまとめていますので、保育園によって多少の違いはあります。
ひとつの例として参考にしてください。
日本の保育園の一日の過ごし方
日本へ一時帰国したときに、長男が一時保育で利用した保育園を参考にしています。
一日の過ごし方(日本) | |
時間 | 内容 |
8:00 | 登園・健康視診 自由遊び(戸外・室内遊び) |
9:20~ | 体操
朝の集い |
12:00 | 昼食 |
13:00 | お昼寝 |
15:00 | おやつ |
16:00 | 帰りの集い |
登園時間まえの朝早い時間や、帰り時間まえの夕方~夜にかけては、延長保育となっていました。

韓国の保育園(オリニチブ)の一日の過ごし方
わが家の長男が通っている韓国の保育園を参考にしています。
下記の例は4歳(日本だと年少さん、韓国だと5살)のクラスの過ごし方です。
一日の過ごし方(韓国) | |
時間 | 内容 |
7:30~9:40 | 登園・健康視診 自由遊び(室内のみ) |
9:40~10:00 | 遊具の片付け・トイレ 午前のおやつ |
10:00~11:00 | 自由遊び |
11:00~12:00 | 室外遊び(雨など、天気によっては室内に変更あり) |
12:00~13:00 | 昼食 |
13:00~14:00 | 特別教室 ※英語・音楽・ブロック遊び・体育など、保育園で行う教育プログラムをする時間 |
14:00~15:00 | お昼寝 |
15:00~15:30 | 自由遊び |
15:30~16:00 | 午後のおやつ |
16:00~19:30 | 自由遊び・帰宅 |
韓国の保育園は、遊ぶだけじゃなく教育にも力を入れている

上記の一日の過ごし方(韓国)の表に、「特別教室」とありますよね。
- 特別教室や教育プログラムってなに?
- 保育園なのに勉強する時間があるの?
教育熱心な韓国、韓国の子どもたちは保育園ですでに教育プログラムを受け始めます。
長男が通っている保育園の4歳児クラスでは以下の4つ▽
- 英語
- 体育
- ブロック遊び
- 音楽
英語ー月曜日、ブロック遊びー火曜日、音楽ー水曜日、体育ー木曜日・・・と、1週間に1回ずつ曜日ごとに専門の先生が保育園にやってきて教えてくれるのです。
でも、教育プログラムといっても勉強!ではなく遊びながらなので、子どもたちは楽しいみたいです。
室外遊びの時間には近場の公園に出かけたりも

日本の保育園だと、園の敷地ないにある庭などで外遊びをすると思います。
一時保育で通った日本の保育園にも庭があって、そこで外遊びをしていました。
しかし、韓国の保育園は庭自体がなかったり、あっても狭かったりで、園児たちみんながおもいっきり遊べるスペースがないところがほとんど。
なので、天気のいい日は保育園の近くにある公園まで行って30分ほど遊ぶことがあります。
韓国に住んでいると、小さな子どもたちがみんなで手を繋いでトコトコと可愛らしく歩いているのを見かけることがあると思います。
公園に遊びに行くのかな~とほほえましくなります。
韓国の保育園のお昼ごはんの一品は必ずキムチ!

日本だと、小さい子どもには辛い食べ物をあげないようにしてますよね。
でも、韓国では年少以下の2歳になったばかりの未満児の子どもたちのお昼ご飯にも「キムチ」が出てきます。
もちろん大人が食べるような真っ赤なからーーいキムチではなく、ちょっと赤い子ども用のキムチなのですが、それでも唐辛子は使ってあるし、子どもにしたら辛いんですが・・・
韓国の子どもたちも最初はキムチが嫌いで、食べようとしません。
でも、毎日毎日・・・家の食卓にも保育園でもキムチが出てくるので、食べれるようになっちゃうんですね。
わが家の長男も3歳まではキムチを嫌がり、先生に言われて1切れだけ食べれたくらいだったのですが、4歳のクラスになった今、保育園のお昼に出てくるキムチは食べているようです(ビックリ!)。
それと、韓国の保育園のお昼ごはんは、ほぼ韓国食(たまにカレーとかトンカツが出てくるくらい?)。


△こんな感じにワンプレートで出てきます。上の真ん中にある赤いものがキムチです。
韓国のオリニチブではキムチを漬ける『キムジャン』もするんですよ▽

お昼寝をしたらおやつ時間、そして帰宅
日本と同じで、韓国の保育園にもお昼寝時間があります。
保育園によっては、4歳~、または5歳~はお昼寝の時間がなくなるところもあるんですが、わが家の長男が通っている保育園では4歳まではお昼寝時間がもうけてあります。
お昼寝から起きたら、おやつを食べて、お家に帰る時間まで自由に遊びます。
韓国の保育園では子どもたちがどう過ごしているのか、少しでも参考になればと思います。

