日本では、1ヵ月後に迫る、お子さんの4月の保育園の入園式にむけて、ママさんたちは入園準備に大忙しでしょうね。
保育園の説明会もあり、説明会でもらってきた持ち物リストにそって保育園で必要になるものを買い、その持ち物すべてになまえを記入して・・・入園式までにやること盛りだくさん。
韓国で暮らしている日本人のかたのなかにも、保育園に通う年になったお子さんを持つママさんが多くいらっしゃると思います。
そこで気になるのが、韓国の保育園事情
韓国の保育園は日本の保育園とどう違うのでしょうか?
今回は、日本とは違う、韓国の保育園は新学期がいつから始まるのか、それと韓国の学年の区切りはどうなっているのか、をまとめていこうと思います。
※韓国では保育園のことを、『어린이집/オリニチブ』と呼んでいます。
(日本語に直訳すると「子どもの家」)

韓国の保育園(オリニチブ)、新学期はいつ?
日本の新学期は、4月からですよね。
韓国では、日本より1ヶ月はやい3月から新学期が始まります。
3月の第1週目に入学式を開く場合が多いのですが、大部分の保育園が3月2日に入園式を開きます。
入園式を3月2日にする保育園が多い理由は、前日の3月1日が【日本の統治下で起きた独立運動を記念した日】として韓国では公休日なためです。
でも、3月1日の公休日は仕事がお休みの方が多いので、大きな保育園は両親の出席も考慮して、3月1日に入学式を開いたり、保育園によって違いますけどね。
韓国の保育園(オリニチブ)、卒園式はいつ?
2月の終わりの週におこなうのが・・・
修了式(在園児)
卒園式
我が家の長男も、今週は修了式がありました。
園長先生から、3歳クラス(日本でいう年少さん)の修了証と、この1年間一緒に過ごしたお友達と撮った写真を持って帰ってきましたよ。

在園児の修了式の次の日に卒園式をおこなう保育園が多く、卒園式の日は、日本とおなじで、卒園児の親も卒園式に出席します。
修了式・卒園式が終わると、入園式までは『入園準備期間』として、ほとんどの保育園はお休みとなります。
週末をはさんでも1週間ありませんが、日本でいう春休みにあたります。
韓国の保育園(オリニチブ)、学年の区切りはいつ?

上でも書きましたが、韓国の新学期は3月から、と4月に新学期が始まる日本より1ヶ月早い始まりになります。
それでは、『韓国の学年の区切りも、3月生まれ~2月末生まれまで』なのでしょうか?
実は韓国、新学期の始まりの時期と学年の区切りは別なのです!
日本と韓国の学年の区切りの違い
・日本:4月2日生まれ~翌年4月1日生まれが同学年
・韓国:1月1日生まれ~翌年12月末日生まれが同学年
ちょっとややこしいですよね。わたしもいまだに分からなくなります(笑)
以前は韓国も日本と同じように、新学期の月に合わせて、3月~翌年2月末までが同じ学年でした。しかし、2009年度に制度が改定されてから、1月~12月までが同学年と変わり、韓国では「早生まれ」がなくなりました。
韓国の学年の区切りは選択可能?
3月から新学期なら、1月~2月生まれの子たちの学年はいったいどっち?
韓国はちょっとあいまいなところがあって、1月~2月生まれの子たちは、ひとつ上の学年を選んでもOK・同年度生まれの子たちと同じ学年でもOK、というのです・・・。
??????????
きっと頭のなかにハテナがたくさん浮かんだことと思います。このことを知ったとき、わたしもわけが分からず「ん?」状態でした。
ex) たとえば、2014年2月1日生まれの子がいたとしましょう。
制度上『1月1日~12月末日生まれは同学年』なので、普通なら2014年生まれの子たちと同じ学年になるはず。
しかし、この子は2月生まれなので、ひとつ上の学年、つまり2013年生まれの子たちと同じ学年に入ってもいいよ!ということなのです。
この場合の学年の選択肢は親、あるいは本人にあります。
日本ではちょっと考えられませんが、韓国で暮らしていくうえで、韓国の学年の区切りには、こういったあいまいさがあるっていうことを、ちょっと知っておくといいかもしれません。
